2012年03月18日 [長年日記]
■ 床屋さんで感動して涙した
10日くらい前にいつも散髪している床屋さんから3月末で閉店するお知らせの葉書が届きました。
「葉書には継続する事が難しくなり閉店する事としました」と書いてありました。マスターも
いい年齢だったのでいつかはこんな日がやってくるとは思っていましたが、まさかこんな早い
とは思いませんでした。
ちょうど今月散髪しようと思っていたので、今日行ってきました。
普段はお客様に髪を切っている間くらいは休んでほしいという考えのマスターでしたが、
最後の散髪ということもあり、初めてきたのは何時からか、お店はこの後どうなるかや
なぜお店を閉めることにしたのかなど色々お話しました。
顔をお店できないのが残念なのですがとても若々しい70歳のマスターです。60歳くらい
に見えるんですよ。
もう少し頑張るかどうか大分悩んだそうですが、今後の健康を考えて引退を決意した
とのことでした。僕はお店がなくなるのかーと思っていたら、今まで通っていたお客さん
のために理髪店をやってくれる方がちょうど見つかり、お店は残すことになるそうです。
いきなりお店がなくなると今までお客さんが困るから、自分の後で開業してくれるいい人
を探していることに感動しました。
本当にお客さんを大事にしているマスターだったんだなーと改めて思い知った日でした。
ちなみに僕の少年時代は「スポーツ刈り」の一択でした。今考えるとどんな髪型だよ!って
感じですよねw
散髪が終わり「大変お世話になりました。ありがとうございました!」と言って帰るはず
だったのだけど、名残惜しさがあり、「マスター最後に写真撮ってもいいですか?」と
いったら笑顔で引き受けてくれました。
お店の写真です(本当にマスターの写真を載せれないのが残念)
写真を撮り終わって、お会計をしようとしたら...、なんとマスターが号泣してるじゃ
ありませんか!僕の「写真撮っていいですか?」の言葉が響いてしまったようでした。
そしたら、僕も感動して、涙がこぼれてしまいました。
(ちなみに今日はだいぶ割引してくれました。本当にいいマスターだ)
閉店したあとはゆっくり過ごすと言っていました。
本当に今までお世話になりました。
5月に新しいオーナーになって違うお店としてオープンするそうなので、今度からは
そこに通ってみようと思います!